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もっと知ってほしい、九十九島(くじゅうくしま)のこと。-1

もっと知ってほしい、九十九島(くじゅうくしま)のこと。


佐世保観光の目玉ともなるのが、「九十九島」。「西海国立公園」にも指定されている「九十九島」は、手つかずの自然がそのまま残された貴重な環境。見て、食べて、遊んで楽しめる「九十九島」の基本をご紹介します。

「九十九島(くじゅうくしま)」とは?

日本本土最西端に広がる「九十九島(くじゅうくしま)」は、複雑に入り組んだリアス海岸と大小208の島々からなる風光明媚な景勝地です。「九十九」とは“数えきれないほどたくさん”のという意味があります。有人島は「黒島」、「高島」、「前島」と「鼕泊(とうどまり)島」の4島のみでほぼ全域が1955年に西海国立公園に指定。海岸線の81.5%にあたる288.5kmが自然海岸のまま保全され、美しい風景が広がっています。日本一、島が密集しているこのエリアでは、深い緑と大地の栄養がたっぷり蓄えられた海で多様な生きものたちが生息しています。季節や時間ごとに自然が織りなす繊細な表情は、何度訪れても飽くことのない感動を与えてくれます。

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9月19日は「九十九島の日」-1

9月19日は「九十九島の日」

皆さんは、佐世保市だけの記念日があることをご存知でしたか?それは毎年9月19日の「九十九島の日」。「九十九島」の豊かな自然と美しい景観を、子どもたちに永く受け継いでいきたいと1999年から定められました。毎年9月19日には、市民による清掃活動「九十九島CLEANアップ大作戦!」や、「九十九島パールシーリゾート」で特別イベントなどが行われます。かけがえのない「九十九島」を見つめ直す、とても大切な一日です。

九十九島の玄関口「九十九島パールシーリゾート」

マリンレジャーや絶景クルージング、水族館やショッピングなど、さまざま角度から「九十九島」や佐世保の魅力を体感できる複合施設が「九十九島パールシーリゾート」です。季節によって内容が変わる企画展や、佐世保名物「九十九島かき」のグルメイベント「九十九島かき食うカキ祭り」など季節に合わせた催しも多数。佐世保駅から約10分、佐世保中央ICからは約7分の場所に位置し、アクセスも便利な観光スポットです。

びっくりするほど多い、九十九島の楽しみ方

島の数だけ、「九十九島(くじゅうくしま)」の楽しみ方は盛りだくさん!そのなかから、特にオススメの4つをご紹介します。

  • その①「九十九島」遊覧で大自然を間近に体感!-1

    その①「九十九島」遊覧で大自然を間近に体感!

    大小208の島々と複雑な海岸線からなる「九十九島」は、他では決して味わえない雄大な景色を見せてくれます。「九十九島パールシーリゾート」の大型遊覧船や小型遊覧船でのクルージングは、そんな大自然を間近に体感できるちょっぴり贅沢な楽しみ方なんです♪

  • その②アクティブにシーカヤックでお出掛け-1

    その②アクティブにシーカヤックでお出掛け

    「九十九島」の海をシーカヤックでお散歩してみませんか?レクチャー付きなので初めての方でも安心です。近くに見える島々の深い緑を感じ、水面に泳ぐ生きものたちを眼下に眺めながらアクティブに「九十九島」を満喫してみましょう。

  • その③九十九島の海の生きものに会いに行く-1

    その③九十九島の海の生きものに会いに行く

    「九十九島水族館海きらら」は、「九十九島」などに生息するさまざまな生きものたちとふれあえる癒しのスポット。「九十九島湾」を再現した「九十九島湾大水槽」は、約120種13,000匹の生きものたちが展示されている国内でも珍しい屋外型の水槽で、天候などによって見るたびに印象が変わるのが特徴です。また、体験やふれあいイベントなども随時開催されていますので、ぜひご家族連れでどうぞ。

  • その④九十九島の絶景に出会う-1

    その④九十九島の絶景に出会う

    佐世保市内には「九十九島八景」と呼ばれる8ヶ所の展望スポットがあります。方角やロケーション、標高や時間帯によって実に多彩な見どころがあるため、いつ訪れても新鮮な景色を望むことができますよ。カメラを片手に、その絶景をおさめてみませんか。

豊かな「九十九島」で育まれた海の恵み

「九十九島」の海は深いエメラルドグリーン。それは豊かな海の証です。島々や、海域を囲むように連なる山々の森から流れ込む栄養が命を育み、この地域の漁業を支え、季節ごとの味わいをもたらします。波静かでありながら干満の差が大きい「九十九島」の海域は、養殖漁業にも適しており、なかでも10月下旬からシーズンを迎える「九十九島かき」は、小ぶりながら濃厚で旨みがたっぷり詰まった味わいが好評です。早摘みミカンやハーブを使った飼料の研究など、美味しい工夫にも熱心な九十九島の漁師たちが、生産量日本一の「九十九島いりこ」「九十九島とらふぐ」と、自慢の海の幸を届けます。

フェリーで約50分、世界遺産の「黒島」へ

「九十九島(くじゅうくしま)」の景観に魅せられたら、次は船にのって島々を旅してみましょう。「九十九島」で最も面積が大きい島「黒島」は相浦港からフェリーで約50分。島民の約8割がカトリック信者という信仰の島のシンボルは、島民自ら煉瓦を焼き、木目を描いた「黒島天主堂」。100年以上の歴史があり、国の重要文化財に指定されています。天主堂内に映るステンドグラスの彩りは、信者でなくとも心が洗われる美しさ。その価値が認められ、2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として「世界遺産」に登録されました。また、黒島には、カフェや展望所、潜伏キリシタン信仰の歴史が感じられるスポットもありますので、「黒島ウェルカムハウス」のレンタサイクルや電動スクーターで回ってみるのもオススメですよ♪

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古くから伝わる「九十九島」のおはなし

陸に近く島々が密集した「九十九島(くじゅうくしま)」は、古くから人々の生活の場でもありました。そこには、数々の言い伝えが残っています。 昔、平戸の殿様が釣りのじゃまになった木を切ろうとして降りおろした「斧」を落としてしまったという由来をもつ「斧(よき)落とし」、神功皇后ご愛用の木枕が嵐で船から投げ出され流れついたと言い伝えられる「枕(まくら)島(じま)」、七郎神社の祭典日にたくさんの神々が集められ、松の木に次々と馬の鞍を掛けられたという「鞍(くら)掛(かけ)島(しま)」、平家の落人伝説が残る「松浦(まつら)島(じま)」など、島のひとつひとつに名前があるんです!今も語り継がれるその由来や伝説を知ってから「九十九島」を眺めてみると、その魅力がより深まるかも。

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